はいたるところにあり、まったくもって、庶民の食べ物だった。たっぷりの千切りキャベツ
に、赤だしのみそ汁、そして、ちょっとした漬けものがついていた。
豚汁に変えてくれる店も多かった。キャベツとご飯はおかわり自由
という店も多く、キッチンスタジオのスタッフも「よしっ
今日は元気を出していこう
」なんて時は、ぞろぞろと師匠のおごり
で行ったものだ。
して、とんかつ専門店は激減したと思う。キッチンスタジオの近く(
JR中央線西荻窪駅前の西口、東口に1件ずつ)にあったとんかつ専門店も、時代ともに消えてしまった…残念だ

がスタッフ仲間としてやっている頃、この
ご飯おかわり自由がかなり魅力的
だったらしく、でもとんかつのおかわりはないわけだから、1枚のロースかつで丼ご飯3杯を最後まで、かつとともに美味しく食べる真剣勝負
と、いつもマガオ
。
を一気に
食べてしまうH。Hが3切れめくらいの
とんかつに手を出す頃、必ずK君はHにこう言った。「どうすんのよ
・・・そんなに先にバクバクおかず食べちゃって…
ご飯は何で食べるの
?おれは3杯分のご飯ととんかつの配分を
考えてるんだよぉ」。
見ていると、ひと口のかつで3〜4口のご飯を食べているようだ・・・
。
、漬けものでご飯を
食べている。まあ、どちらもそれなりに食べ方の指針
があるので、このスタイルはずーっと変えないであろうと思われる。
最大限に生かされた、素晴らしい日本の洋食文化
で、愛すべき
立派なおかずだ

でヒレやロース肉に手が出なくても、このかつという調理法はじつに
美味しそうに仕上がる。中の素材

が何であれ、どーんと逞しいおかずとして食卓に登場するは間違いがない、嬉しい
一皿なのであ〜る