原産は中国北部　日本人にとって、白菜は昔から食べられていたものではありませんでした戦争で中国に行っていた兵士が持ち帰り、育てて始めたのがきっかけといわれています　時は明治時代も終わりの頃のこと

中国では、古くから大根、豆腐とともに【養生三宝】と呼ばれ、大事に食べ続けている野菜です　もっとも多く出回っている白菜は葉の先がしっかり重なった結球タイプ。葉の先がやや開いたタイプ。最近は小型のミニ白菜も開発され、少人数家族などでも1株で食べらるような品種もでてきました

中心部がオレンジ色の白菜に出会ったら黄芯白菜、岡山県を中心に作られています　白菜は1個1.5〜2kg、ミニ白菜はだいたい1個1kgです

キャベツはアブラナ科の野菜です（ちなみにキャベツも）白菜にはインドール化合物、イソチオシアナートという、発がん物質から細胞を守る働きをするとことが近年いわれています

栄養成分の中心でもあるカリウムはナトリウムの排泄を促し、高血圧を予防する役割を果たします　免疫力を高めるビタミンCも豊富なのが特徴ですから、風邪予防に抜群の効果を発揮してくれるはず

食物繊維も多いし、カロリーも少ないので健康を保つうえでも、優秀な野菜です

今が一番おいしいとも言われる白菜を食卓で楽しまないのは、実にもったいないとも言えますね

美味しさという点では、カットしてしまった白菜は切り口から全体を通して、乾燥し空気に触れてしまいますから、あまり日持ちしませんし、味の劣化は早いので、丸ごと買うことをお勧めします

保存の仕方をきちんと守れば、白菜は2週間はなんともないはずです（冬に限りますが）買うときは、信頼できる八百屋さんで、新しいものを買うこと　スーパーマーケットなどではほとんどがカットされてしまっていますが青果の担当の方に声をかけ、丸ごと白菜を買うこともできます

丸ごとは食べきるのは無理だという人は、カットした白菜を買うのがおすすめですが、その場合は切り口をじっと見つめてください　瑞々しく、平らであること。中心部にむかって盛り上がっているのはカットしてから、日がたっている証拠です

丸ごと買う人は、葉がかたく巻いてあり、手で持った時にずっしり重みを感じるもの（水分たっぷりということ）　葉をみると弾力があり、見える葉先がチリチリと縮れています。状態が良ければ3〜4週間美味しく食べることが出来るので、丸ごと買うのはお得なんですよ